2011年12月15日木曜日

旧ユーゴの旅 旅行記6 + 写真コーナー vol.04


























サラエボで仲良くなったおじちゃんとおばちゃんがいた。

夕方あたりに、「今日は何たべよっかなー。」なんてトラム沿いをぶらぶらしていたら、
ピンクの壁のバーから、おばちゃんが手招きしてる。

わたしが「あ、あたし??」みたいにしてると、
おばちゃんが出てきて、「はいってはいって〜。」といった感じで。

先に歩いていっちゃってた旦那さんを大声で呼び返し、
少々怪しいとは思いつつも、迷うことなく中へ。

おお!店内もピンク!
中にはおじちゃんが一人。

「どこからきたの?」と聞かれ、
「日本!日本!!」と返す。
(申し訳ないけど中国人とは間違えて欲しくないので、ここは強めに。
ヨーロッパ全体かもしれないが、ここの国々の人からの中国人へ印象はあまり良くないらしい。)

相変わらずのビールとジンジャーエールを注文し、かんぱーい。
気持ちおじちゃんたちをチラ見して軽く乾杯。

おじちゃんの方は、英語が私たちよりも達者だったのでちょっと安心。

おじちゃんとおばちゃんは終始、昼ドラみたいな恋愛ドラマに食いつく様に見入ってる。

どうやら、日課らしい。


見終わったぐらいに、「写真撮らせてもらっていいですか?」
「おっけおっけーー!」と言ってくれたので、一枚。



















日本の地震のこと、サラエボオリンピックの日本の選手の「佐藤」の話やらで、
コミュニケーションを取り、最後におじちゃんとメール交換した。

旦那さんが、日本の好きなミュージシャンの音をおじちゃんにiPhoneを使って聞かせたら、
興味津々だった。音楽は万国共通だ。

おじちゃん、おばちゃん、可愛かったな。

というのも、その日の前の日に、ATMでのキャッシュカードがまったく使えなく、
現金が底を着く危機状況にあったばかりだったので、この二人に相当癒やされた。

ちなみに、ウエスタンユニオンという送金機関で、すぐの入金の引落ができることをネットで調べて知り、
なんとか助かった。セブンイレブンでも送金できる。便利だな。
念のために近かったので、大使館にも行ってみた。日本語久しぶりに聞いてとても安心した。
おにいさんは日本からの転勤命令の時「なんでサラエボなんだ??!!」と思ったらしい。
そりゃそうだわな。わたしでもそう思う。


その後も、何度かこのバーの前を通ったけど、いつもおばちゃんはテレビに見入っていた。
わたしたちに気がつくと手を振ってくれた。


おばちゃんにも、いろんな過去があるのだろうな。

























次の日、明るい時に見たバーの外壁。
こやって見るとピンクで無理矢理塗っていたんだね!



この何日間、サラエボに居た後、
ボスニアのモスタル→クロアチアのドュブロヴニクにバスで移動する予定だったけど、
現金騒動のおかげで、このまま、クロアチアのザグレブに移動する日まで
おとなしくサラエボに居ることにした。
特にドュブロヴニクは、もろ観光地なので好みの街ではなさそうだし。


モスタルへのバスチケットは現地で購入しちゃってたけど!
一人1,000円ぐらいだったかな。
ちょっと記憶にないな。とにかくバスは安いし、かなり定刻通りに走っていた。

こっちはバス(ユーロライン)の移動が便利ということを、ウィーンに住む友達が教えてくれたので、
今回とても無駄なくお得な移動ができた。いろんな情報を本当にありがとう!




明日はユダヤ人博物館とサラエボの食事をご紹介します。
(世界の車窓から風に。多分明日は紹介しませんが!)




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